タイのギフトちゃん [私の中の赤ちゃん]

 春休み6日間、タイのアサンプション大学で日本語を学ぶタニサラーがうちにステイした。愛称をギフトという。
 タイの人の名前はとても長く、ほとんどの人にニックネームがついている。名前を短縮して呼ぶのかと思えばそうではなく、生まれたとき、両親が決めるらしい。
 一緒に来ていた学生のニックネームは、ナムホン(良い香り)やポップ(ポップスター)など、親の想いがこめられているのだけど、好きだからという理由でベンツ(車)、アイスなんて名前もあり、タイの人も楽しい人がいるんだな・・なんて思った。

 ギフトとのコミュニケーションは、ほとんど日本語だけど、私が話すタイ語にも反応してくれる。私のタイ語はほとんど単語なんだけど、自然に頭に浮かぶ音は素直に出せた。それは本当に心地よいことだと感じた。
 
 4日、5日すると、それがどんどん増えてくる。自分の中に多少はタイ語があるのを感じることも出来、だからと言って、言いたいことが言えないという苦しさもない。自然に出てくる音で話すのだから当たり前なんだろう。
 
 さらっと書いてしまったが、これはかなりすごいことだと思っている。自然に出てくることもそうだが、ボツボツと話すタイ語を受け止めてくれる相手でないとそれは出来ないなと思う。いろんな条件がそろった時、本当にエネルギー最低地で起こることだ。

 最後の日、「ギフトがあと3ヶ月うちにいたら、私かなりタイ語を話すと思う」と言った。すごく自然に本当にもっと自由に話せると思えた。

 タイ語は、私にとってもっとも苦手と思うことばだった。似た音がいっぱいあって(ありすぎて)聞き分けも、言い分けも全然できず、頑張ろうという気持ちはいつの日からか全くなかった。でも、こんな風に、「私話せるかも・・」って今思える。私に何が起きたのだろう。 

 嬉しい出会いだったな。ギフトありがとう。                         ハッティ
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アンリセ

まみちゃんです。
タイ語が話せるようになりそうな気持ち、わかります。

私も先日サーシャが来ているとき、そして帰ってからも彼のことを思うとき、自分が自然に英語やロシア語で心の中で呟いているのに気づいた。彼と面と向かって話しているのではないのに。

そこに何があるのかな。見つけていきたいね。
by アンリセ (2010-04-07 00:07) 

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