お母さんは想像の天才! [ヒッポ講座]

 昨日、第一回目を終えた「多言語でわくわく子育て講座」、私たち主催者を除いて9人の参加がありました。
 ほとんどが子育て真っ最中のお母さんでした。

 ナビゲーターの「赤ちゃんの気持を体験してみよう」 という投げかけに皆が真剣に取り組んでくれてとても楽しい時間になりました。

 一番感動したのは、お母さんたちの柔らかさです。

 音声を波形で表す話になったときのこと。
 ナビゲーターから「この波形が大人の音声だとしたら、赤ちゃんの音声はどんな波になると思いますか?」という問が出されました。
 「難しくてわからない・・」なんて答えが帰ってくると思いきや、指名された3人のお母さんは、見事に自由に波の絵を書いたのです。しかも、「うちの子はこんな感じかな・・」と言いながら。

 どの波形も、ほぼ私たちの実験結果に近いものでした。

 また、初めて聞いたスペイン語の音を、「男の人が話すけど、女の人がそれを断ち切る」とか、「女の人は強い口調で、男の人は困ってる」など、こんな意味かも・・とどんどんイメージしていくのです。

 赤ちゃんや子どもたちは、こんな風に周りの音を聞いているということも感じてもらえたようです。

 もちろん、人間は誰もがこうやってイメージしながら毎日を生きていると思います。でもやっぱり、何者かもわからない赤ちゃんに出会ったとき、人間として最大限の力が発揮されるんだと思います。それくらいお母さんたちの想像は尽きるところがありません。

 先日、3人の子を持つお母さんが、こんなことを言ってました。「3番目のまだ赤ちゃんの子の言ってることは、全部わかると思って聞けるのに、幼稚園に通う上の子には、もっとちゃんと話しなさい!ハッキリ言わないとわからないでしょ!  って言ってて、ことばが話せると思ったとたん、想像することをしなくなってるんですね。」

 この話からも、赤ちゃんに接するお母さんの想像力はまさしく生きる力だと感じますね。
 こんなふうに柔らかくありたいと思ったのです。

 さて、第2回はどんな気づきがあるでしょうか。楽しみです。         by ハッティ
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