小学6年生の「大冒険」って? [ことばと人間]

この夏は、ファミリーから3人の小学6年生がホームステイ交流に出かけました。
Aちゃんは韓国、Sくんはアメリカ、R君は台湾と、それぞれの思いで出かけたのです。

ところが帰国後、なぜか3人ともそんなに語ってくれません。
話を楽しみにしていた私たちは、もどかしくて仕方ありません。
楽しかったことも、いやだったことも何でも話してほしいのに・・話すことで、たくさんの気づきがあるのに・・。
もっともっと話してほしい・・

昨日のファミリーで、久しぶりに聞いてみました。
「帰国して4か月経つけど、R君にとって、台湾交流はどんな体験だったの?」
すると、「大冒険だった」と答えてくれました。  「ってお母さんが言ってる」とすぐに付け足したのですが。
でも、この付け足した言葉は彼の照れで、大冒険と答えた気持ちは本心なんだと思えました。

小学6年生の子にとっての「大冒険」。どんな思いなんでしょう。
このことばには大きな大きなまだまだことばにできない気もちが詰まっています。

自分に何が起きて、何を感じて、今どう思うのか。
その気持ちを言葉にすることが私たちの命題です。
それこそが人間にとってのことばでしょう。
だからこそとっても難しいことなんです。大人だって話せないことばっかりです。

今すぐ求めるのではなく、これからどんなふうに言葉にしていくのか、それをずっと見ていきたいという気持ちになった彼の一言でした。
次はどんなことばが聞けるのかな・・

「ありがとう。何か月かしたらまた聞かせてね。R君。」
ホームステイの体験は終わっていないね。これからも続くね。      ハッティ
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なおさん

R君は 八ッティに台湾交流のことについて声をかけてもらって
とても嬉しかったと思います。子供達を温かく見守り続けるハッティ、
すてきです~~~\^^/
by なおさん (2011-10-30 23:26) 

まちゃみ@boston &感恩F

今中2の末っ子の息子が6年生で韓国に行きました。
男3人兄弟で甘えん坊の息子、韓国でもホームシックになりました。
向こうで泣くのをホストFに見られるのはカッチョ悪いので、シャワーを浴びながら一緒に涙を流したとか。。。
親ファミリーでは楽しかったことばかり話してくれました。
1年くらい経ってようやく、私が人前で その話しを告白する許可が息子からおりました(笑)。

子どもたちの交流話、ホント深いです。
ハッティの韓国の話しも楽しみです。
by まちゃみ@boston &感恩F (2012-09-06 17:10) 

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