「88歳、なお増え続ける多言語」 [ことばと人間]

 ヒッポに、74歳で活動を始め、現在88歳のIさんという素敵なメンバーがいます。ご自身のことばの体験を全国で講演されています。

 今回は1週間関西の各地を周り、その後1週間中部で滞在するというスケジュールでいらっしゃいました。毎日どこかでヒッポの会に参加しています。88歳ですよ。なんてお元気なんでしょう。

 今日は、中部事務所の毎週月曜におこなわれるWSで話されました。
「ヒッポに入って3年ほど経って、やっとCDの音が捕れるようになり歌えるようになった。その時が自分のことばの成長の原点と思っていた。でもそうではなかった。言いたくても何も出てこない、試行錯誤した3年が無ければ歌うことはできなかった。原点はヒッポに出会って、CDを聞きだしたその時だと気が付いた。」と語られました。

 戦前、戦中、戦後と、まさしく時代に振り回され、ご自身のやりたいことなど何も出来ず、余裕ができて始めた習い事も続かず、やっと出会ったヒッポ。

 年老いて、体はぼろぼろになっても、多言語は残っている。まだまだ増え続けている。
たくさんの仲間たちのおかげと、力強く話されました。

 私はといえば、先週土曜日、守山での講演会で講師に呼ばれ話してきました。人前で1時間も話すことがプレッシャーで、前日まで、当日になっても、何を話そう・・とモヤモヤしていた私です。

 88歳のお年で、1時間半もずっと立って話しているIさん。以前お会いした時よりも、もっと楽しそうに話す姿を見て、こんな風になれたらな・・と思いました。

 本当に真剣にことば(音)に向かっているんだということが、よく伝わってきました。

 最後に、「ことばは波が大事」と強く言われました。逃げずにそこと向き合ってきた体験をもっているからこそのお話だと思います。とても心に響いてきました。

 そうなんですよね。 「波、波・・」私も逃げずに向き合っていきたいです。  by ハッティ

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