まるごとまねする。 [歌う]

SARNINです。少し前のことですが、ヒッポ富士山合宿に行ってきました。横浜地域の人たちが主催している、もう20年も続いている合宿です。だんだん人のつながりが増えていって、今では500人の人が集う、大きなイベントになっています。創り手の人は毎年本当にご苦労なさっているそうですが、毎年全国のメンバーが楽しみにしている素敵な合宿です。たくさんの人と出会って、話して、歌って、踊って、ヒッポをぎゅっと感じてきました。その中で一つ気づいたことを書きたいと思います。

メヒコから来たFちゃんのことです。Fちゃんはメヒコの大学生で、ヒッポが大好きになってフェロウになることを決め、学校を休んでインターンで東京のヒッポ本部に来て働いています。3ヶ月前に日本に来た頃は、日本語は歌ってたけど話せなかったんだそう。それが今ではぺらぺら!日本に来て日本語を見つけていくのがおもしろくってしょうがない♪という感じです。
ホストママに「重いねー」って言われて、「おもい?おもい?どっかで聞いたことあるなー?あー!しかし重いなあこのトランク…わかったー!!」ってすっごく嬉しそうに話してくれたり♪

そんなFちゃんが、最後に司会の人と一緒にスペイン語と日本語を前で歌ってくれました。それがまるで2人でスペイン語を話してるみたい!!すっごく楽しそうに身振り手ぶりつけながら歌っていて、まるで話してるとしか思えなかった。そのあと日本語を歌った時には、あまりに自然すぎて、Fちゃんの日本語はどんな風なんだろう?なんて意識することを忘れてしまったくらい。スペイン語と変らず、2人でしゃべってるみたいでした。

その時、

                  あー、メタ活ってこういうことだなー!!

って思ったの。そのことばのリズムとメロディー、そこにのっかってる気持ち、全部を丸ごとまねする。
私達が多言語をメタ活(まねっこ)するとき、ついそのことを忘れてしまって、表面的な音だけをメタ活して、まねしてる気になってるのかも。でも子どもたちはきっと、そんな風に表面的なまねなんてできないだろうな。「しかし重いなあ、このトランク~」なら重そうに、「やだー!テリー!ヒップに触らないでー!」だったらイヤそうに(笑)。その波もそっくりそのままにしか言えないだろう。そのこどもたちの感覚って、日本語をメタ活してるからつかめるのかも?!今まで日本語のメタ活を軽く見てたかもしれない。子どもたちって日本語のメタ活が大好き。もっと子どもたちと一緒になって、楽しく日本語をメタ活したいなーと思いました♪今年は日本語をメタ活したいです!一緒に歌ってね♪日本語歌うぞー!


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