稲佐の浜に立って。 [自然]

 先週末出雲大社を旅してきました。

 ヒッポ仲間が生まれ育った出雲大社にお墓参りに行く旅に、一緒に行くことになり、久しぶりに「古事記の暗号」を引っ張り出し読みました。

 ヒッポの活動「トラカレ」で古事記・日本書紀・万葉集を「古代日本は多言語国家だった」という観点で、韓国語、中国語、そして易の思想で読み解いた暗号本が出版されています。

 とくに「古事記の暗号」は、日本神話の「やまたのおろち」や「いなばのしろうさぎ」に込められた意味を易の思想で読み解いていて、とても面白いものです。

 大国主神の名前がいくつもあるのは、名前に大きな意味が込められているからということ、「いなばのしろうさぎ」は何故出会った動物が「うさぎ」で、何故「白い」のか、そして「いなば」の意味は・・
 また、この話の舞台が何故あの地なのか。

 一つ一つに、古代の人が、先の時代の人に伝えたかったことが含まれています。

 ヒッポの活動を始めたことで、こういう視点からものを見ることを知ることができました。

 ほんの少し前までは、どこの神社に行こうと、ただなんとなく手を合わせるだけだったのですが、最近は、この神社の神様はだれかな・・なぜこの地にこの神さまなのかな・・なんて、ちょっと興味が湧いてきて、とても楽しいです。

 さて出雲では、一畑電車から宍道湖に沈む夕日が見たかったのですが、少し時間が早すぎたようで、湖に反射する眩しい光を見ました。

 残念がっている私に、「稲佐の浜に沈む夕日に間に合うんじゃない?行ってみようよ!」と
声をかけてくれた仲間たち。
 出雲大社駅前にいるタクシーに飛び乗り、浜に着いた時は、今まさに沈んでいく太陽が目の前に。
 
 夕日に誘われ、私たちと同じように何人かが集まっていました。夕日に向かい二礼四拍するおばあちゃんもいました。
 
 感動の瞬間でした。

 大国主神がなぜこの地で国譲りをしたのかは、とうていわからないけれど、それでも、ここに立って、それに思いを馳せることができたのは幸せなできごとでした。
                             ハッティ

 
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