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研ぎ澄まされていく、お母さんのチカラ [ことばと人間]

iHola! Como esta? 
多言語で☆ワクワク子育て講座☆第1回ナビゲーターのSARNINです(笑)。

はってぃがレポートしてくれていますが、私もナビゲーターを務めての感想を書いてみようと思います。

今回は、いろんな月齢のお子さんをお持ちのママが集まってくださったこともあり、
すごくたくさんのことに気づける会になりました。

赤ちゃんが少しづつ変化、成長していくことを、とてもつかみやすかったと思います。

赤ちゃんサークルなど、同じ月齢の子同士、お母さん同士で集う場は多いですが、
こうしていろんな年代の子が集まっているからこそ、見えるものがたくさんありますね。

多様性のよさが、こんなところからも見えてくるようです。


今日、参加者のお母さんが、講座を終えた帰りに、
「バイクぶーんって行ったねー」とお子さんに声をかけたら、「ぶーん!」とまねしてた、
ホントにまねしてるんだなーと思った、と話してくれました。

お子さんをゆっくり見ていける視点を持ってくれたんだなー、と嬉しくなりました♪


とはいえ、この講座を通して、子育て中のお母さんはすごい!と、またあらためて感じました。

あたり前と思っていることも、ホントはあたり前じゃないんだよ、
という視点を持つと、日々の赤ちゃんの変化がものすごくおもしろい、
世界はこんなにおもしろいことで満ちてるんだ、ということをこちらからお伝えしたいと思って開いた会でした。

でも、こちらからお伝えしたいことは、実は子育て中のママさんはみんな無意識に全部知ってること。
私の役目は、これ知ってましたよね?ってナビゲートすることだけでした(笑)。

私の問いかけに対して、参加したお母さんの口から、私の伝えようとしたことが全て返ってきました。

赤ちゃんや子どもたちの音声を波で表すと、どんな形になるか?
それぞれの月齢年齢のお母さんが書いてくれたグラフは圧巻でした!

子育て中のお母さんが、いかに自然に人間としてのチカラを研ぎ澄ませて、
日々赤ちゃんと過ごしているか、ということに、あらためて目を見張る思いがしました。

子育てしてると社会と隔離されてるんじゃないか、って不安になるママさんもいますが、
この、お子さんと向き合っている時間が、どんなに人間としてすばらしいチカラを研ぎ澄ましている時間か、
ものすごくスキルアップレベルアップしていることに自信をもってほしいな、と思います♪

目の前の人が、どんな気持ちなのか、想像し、耳をかたむけ、対話していくことは、
今、学校でも社会でも盛んに求められている人間として一番大切なチカラです。

以前、あるヒッポのメンバーが、義理のお父さんが病気で入院し、
ことばがうまく話せなくなった時のことを話してくれました。
夫さんや義理のお母さんは、何を言いたいのかわからない、と、
お父さんと話すのを嫌がるようになってしまったけれど、
自分はいつもヒッポの活動でわからないアラビア語でもロシア語でも、何を言いたいのかなー?と聴いてあげるくせがついていたから、お父さんの言ってることが一番よくわかってあげられたんだよ、と。

赤ちゃんとお母さんの自然な関係は、人間としての一番本質的なチカラじゃないかな。
これができる人がたくさんたくさんいる世の中って、素敵ですよね?

隣の人のことばに、心に、耳をかたむけ、心をかたむけ、想像し、伝え合い、共鳴し、共にいる。

この世界は、そんな人間としての一番大切なものを育てあう赤ちゃんとお母さんがいる限り、
いつまでも素敵なんだな、と感じさせていただきました。

本当にありがとう。

今、この子育ての時期に育んでいるチカラで、世界中の全ての人とつながっていけたら嬉しいと思っています♪




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チョムスキーさん [ことばと人間]

 2月下旬、ヒッポの仲間たち20名ほどが、ボストン近くのアーリントンと言う街に出かけます。
目的はチョムスキーさんの講演を聞くためです。チョムスキーさんは、知っている人にとっては凄く有名な言語学者、哲学者、政治学者。マサチューセッツ工科大学の教授です。
 
 もちろん、私はヒッポに出会って初めて聞いた名前でした。ヒッポ創設者の榊原さんと昔お付き合いがあったらしいという、そんな程度の認識でした。


 時を経て、今回縁あって、LEXアメリカ(アメリカのヒッポ)主催で言語学について講演してもらうことになり、日本からもそれに参加するために我らがまみちゃんも行くと言う、すごい話なのです。

 まみちゃんは早速、チョムスキーと書いてある本を集め、手当たり次第に読んでいます。ただでさえ難しい内容の講演を英語で聞くのですから、緊張して当たり前。行かない私もドキドキします。
 私も少しくらいはと、今チョムスキー入門を読んでいます。

 よくまあ次から次へと、いろんな話題が降ってくるものだと、このヒッポの環境に驚きながらも、楽しむ手を抜いてはもったいないと思う日々です。
 この話題はまだまだ続きそうで、また書いていこうと思ってます。       by ハッティ

「聴く」が磨かれてる♪ [ことばと人間]

なまさゆ SARNIN♪

今日はいつものファミリーでした。

最近、みんなことばを歌うことはたくさんしてるけど、もっと赤ちゃんみたいに、
ちょっとでもいいからしゃべってみたい♪って気持ちを全開にしてみない?
って提案して、赤ちゃんマレー語をしゃべってみました。

みんな何が言いたいのかわからん…とぽかんとした顔で見ていました(笑)。

ごめんねー。ぼろぼろのマレー語で…(笑)。

今日は割りと入って間もない人が多くて、マレー語でしゃべられてもわからんなーっていう雰囲気でした。

でも、もうヒッポを始めて何年も経つMリンが、「こういうこと?」って私の言ってることをわかってくれたんです!!

すごいー!嬉しいー!!ぐんびーら さやー!

私のホンのちょっとのあやしげなマレー語(笑)。
ことばだけ聞いてても、マレーシア人でも何言ってるかわかんないと思うんです(笑)。

でも、長くヒッポをやってる中で、わからない音に囲まれて、たくさんの人に出会って、
「この人は何が言いたいんだろう??」って身体中、細胞も毛穴も全開にして聴く、ということが、
いつの間にか身についているんだなーと感動しました♪

まさにそれが、赤ちゃんがやっていることじゃないかと思うんです。

人間ってすごいなー。それに気づけるこの活動がおもしろいなーと思った今日のできごとでした。

てれまかし~ばにゃ♪

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マレーシアジャングルキャンプ [ことばと人間]

先日のレクソロジーから、マレーシアのキャンプのことを書こうと思います。

マレーシアのキャンプの良さは、いろいろあるのですが、ひとつはその偉大な自然です。自然の中にいると、どんどん人間らしくなっていく。鼻にピアスをつけ、文句ばかり言ってた子が、日本に戻った時「マレーシアのジャングルに戻りたい」と言ったそうです。
何か人間らしいものを取り戻したようです。そんな自然の中にいると、人間の能力が研ぎ澄まされ、人と繋がる「ことば」も働きだすのでしょう。

自然の中には、高周波がたくさんあるそうです。また、若い人には聞こえやすいのですが、年令とともに聞こえなくなるそうです。レコードには、高周波が入っていて、CDには入っていません。どこが違うのかわからなくても、何故かレコードのほうが、哀愁やぬくもりがあるのは、そのせいでしょう。所詮聞こえないのものだからと、取り除いてしまうのは、やっぱり人間にとっては、不自然なことです。全体あっての部分ということですね。

効率主義は、高周波を取り除いた世界の気がします。

マレーシアキャンプで、そんな自然の中で、いろいろな人と出会いたいな・・まだ、台湾交流がこれからなのに、そんなこと思ってしまいました。きっと、台湾でも、高周波いっぱい浴びるような出会いができるはず。ほんと楽しみです。  by ハッティ

想像力、創造力 [ことばと人間]

 東京本部から鈴木理事(けんしさん)を迎え、話を聞くレクソロジーがありました。けんしさんの話は、いつも突き抜けていて(イメージです)とにかく楽しいです。

 今日の私の感想も、「ああ、もっと思いっきりヒッポ楽しみたいな・・」という、わくわくしてくる話でした。

 今、ヒッポに物理学者、脳科学者の先生方が、興味を持ってくれています。その先生方が、今の学校教育では得ることの出来ない本当の学びを、ヒッポで実践していると認め、ある先生は「人類の希望」とまで言ってくれます。他にはなく、ここだけにあるのは「人の話を真剣に聞いてくれる人がいること」と感じてくれています。

 効率主義や、正解主義にない、遠回りしてでも奥の深い、豊かなものを育てていくことが大切。その中でしか、育めない本当の人間らしさを大切にしていきたい。

 ことばにしていく時、人は、自分の中にあるイメージを構築しながら話します。その構築が創造であり、人との中で未来に開かれた創造をしていくことになるのです。

 そんな話がとても印象に残りました。

 今、学校では、正解を求めるための学習ばかりをしています。優秀な子ほど、その方向へ邁進します。でも、それだけに打ち込んでしまうと、正解を求めるための回路しかなくなってしまう。想像し、創造する人間本来の姿から遠ざかる。それは、本当にもったいないことだと思います。

 ヒッポの多言語や多様性や多文化に出会う体験などを、もっと大切にしていきたいと改めて思いました。

 他にも、マレーーシアのジャングルキャンプの話、わからないことに向かっていくのが楽しいし、わからないことがたくさんあることがわかるいう話など、チェン ヨー イースーラ!                by ハッティ

 今日の台湾語 ハウツー / ズーベン  (台中なまりらしい) 



さっくん のこと [ことばと人間]

 今、私たちの周りではさっくんの話が飛び交っています。
 さっくんは、上海の大学4年生で、今、東京のヒッポ本部でインターンとして働いています。彼のことを書こうと思うと、かなりの紙面を要するので、ボツボツ書きたいと思います。他に書きたい人はいれば、書いてくださいね!

 さっくんは、中国人です。両親の仕事の関係で、3歳から11歳まで日本に暮らし、その間、両親の話す中国語を聞きながら、彼自身は、日本語で生活をしていたそうです。中国に帰ると、学校のクラスメートが話していることは全部わかるのに、彼の話す中国語は、全然伝わらず、結局中学の間は、インターナショナルスクールへ通うことに。ところが、インターナショナルスクールは、欧米からの帰国者ばかりで、日本語を話す人は一人もいない状態。卒業まで、英語で中国語の勉強することになり、寮に入ったこともあり、英語は自然に話せるようになったそうです。高校に上がる時には、中国語も普通に話すことが出来、一般の高校へ。
 希望に反して、入った大学は、外国語大学の日本語学科。中国に戻ってから、その時まで日本語は一言も話さなかった。そんな彼が、ヒッポと出会い、日本語を自由に話す自分に出会い、自分の中で何が起きてるのかを探っていくことに・・・。

 「7年も日本語話してなくても、話せるんだ!」多くの人の感想だと思います。そして驚くことに、話し出した日本語は、11歳のことばではなく、成長した大人のことばだったということ。
 私の息子は、アメリカに1年留学していました。帰ってきて、英語を話す場がなく、自分の中から英語が消えていくと不安に思っていたようです。さっくんの話でとても勇気付けられていました。また実際、気がついたら英語で思うように話せていた体験も思い出したようです。

 体験で私たちは、いろんなことを知っています。でも、何がそこで起きているのかは、全くわからないに等しいです。そこが見れたら面白いですよね。 by ハッティ

今日の台湾語 (今日もトルコ語) ネイッサ ネイッサ  /  ハーリカ

「文法が生み出す人間らしさ」についての対談 [ことばと人間]

ヒッポのシニアフェロウである中村桂子さんと酒井邦嘉さんの対談が、生命誌ジャーナル2010年春号に載っています。興味深いものがあります。HPから見られるので、みんなも読んで見て下さい。

http://www.brh.co.jp/seimeishi/journal/64/talk_index.html
 

私は、今月末東京の西武線地区合宿にいって、酒井先生のお話を聞けるのが、とっても楽しみになりました。何か質問、できれば先生と何かひと言でも”対話”できたら、うれしいな、と思います。   by まみちゃん



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打楽器コンサート [ことばと人間]

今日は、ヒッポ仲間のKさんのお誘いで打楽器コンサートへ行ってきました。
マリンバ、カフォン、ジャンペ、他、たくさんの初めて見る打楽器を組み合わせ、軽快な音楽や、スローな曲など楽しく聞くことが出来ました。打楽器だけでも、こんなに豊かに表現が出来るんだなと感心しました。特に、低音の響きは、何か懐かしさを感じてホッとします。

途中、奏者のパフォーマンスで、彼女が出すリズムをすぐ真似して手拍子を打つという動作をしました。今回は、お寺でのコンサートということで、小さな子どもからお年寄りまでさまざまな世代の人が集まっていました。となりに座られていたおばあちゃんも、ラテンのリズムについていくのが大変じゃないかなと思う私の心配をよそに、とても楽しそうに手を叩いていました。帰り際に「堅苦しいものかと思ってきたけど、とっても楽しかったわ」と話しかけてくれたのを聞いて、私も含め皆が、出来るとか出来ないではなく、ただ楽しむということができた時間だったと感じました。人間だから、きっと年とか関係なく、誰でもやりたくなっちゃうんですね。

 ことばの活動をしていると、考えないつもりでも、すぐ意味を考えてしまう気がします。きっと、意味にしようとする前に、感じることがあるはずで、すべてをことばで表そうとする必要もないのかなと思ったりしました。

 今日聞いた音楽は、ただ楽しかったでいいのかも・・。その楽しいの中身は、きっとみんながそれぞれ持っていて、それぞれなんだけど、その場にいた人の中で共通の、大きなぼんやりとした空間があるということが何だか大切な気がしました。

意味は、自分で創り出すんじゃなくて、いつか自然についてくるもの。そう思えば、みんなもっとラクに話せるんだよね。          by ハッティ

 今日の台湾語 ムネ パイパイ ゴー (失敗した! 今日意味聞いてしまった)

新メンバー 「創造のふるさとは未来に」 [ことばと人間]

 今日は、我が家でオンマ会を開きました。オンマは韓国語でお母さんのことで、子どもたちが学校へ行っているお昼間に、オンマたちでヒッポやっちゃおうという会です。

 11人が集まり、自己紹介、旬の話、& お昼ご飯は、水餃子に炊き込みごはん、サラダ、杏仁豆腐と、またまたおいしく食べる会になりました。
 一応、今日のメインテーマは、新メンバーKさんの歓迎です。彼女のことをちょっと紹介します。

 Kさんは、アメリカで17年ほど暮らし、昨年一宮にご主人と越してきました。一ヶ月ほど前にヒッポに出会い、めでたく仲間になってくれたのですが、この多言語の活動のどこに惹かれたのかを、話してくれました。

 アメリカにいる間はもちろん、ヒッポに出会うまでは、英語が話せればそれでいいと思っていたこと。
 でも、たとえば、アメリカで、日本語で話しかけられたとき嬉しかったこと。
 また、さまざまな国から来た人たちと出会いながら、その人たちのことばで話さなかったことを、今はもったいなかったと思うこと。
 アメリカで英語に向かっている時は、うまく話さなきゃという気持ちで苦しかったこと。
 ヒッポの多言語CDを聞き出して、真似することの大切さをしり、今は、CDについてなら真似できそうって思えるなどいっぱい話してくれました。

 アメリカでは多民族が住みながら、誰もが英語で話すことは、いろいろな人から聞き、知っていたことではありますが、その中で生きてきた彼女のことばは、本当に心に響いてくるし、きっとまだこれからも、いろんな発見があるんだろうなと思えてきます。

 彼女さえも、まだ気がついていない自分の中にあるいろいろな音に改めて出会った時、風景やにおいまでも一緒に思い出され、過去なのに、新しい出会いになっていくんだと思うと、私までわくわくしてきます。

 「創造のふるさとは未来に」 榊原さんのこのことばを思い出したKさんの話でした。   by ハッティ

 今日の台湾語  ジュンビ ホセヤ~   (意味今日くっきりわかりましたよ)

「多言語でワクワク子育て」体験講座の準備会 [ことばと人間]

今日は、まみちゃん宅で11月に4回連続で行なう体験講座の準備会をしました。

 第一回目は、「うちの子天才」というタイトルで、子どもがことばを勉強しないのに話せていく不思議にせまる会です。
 子育て中のママに来てもらいたい会なんですが、今日準備に集まったのは、もう子どもたちも高校生以上というお母さん4人。若いママたちが、どんなことを考え日々過ごしているのか想像が難しいです。
 
 Pさんは、冠婚葬祭などで司会をする仕事をしています。特に結婚式の申し込みにやってくる、若い人たちの今を聞いてみました。
 以前に比べて、自分たちの主張をはっきり言う人が増えていることとか、選びやすいようにいろいろ提示したことが、上から目線と避難されたり、逆に何も言わず、いきなりキャンセルだったりと、どこの世界にもいろいろな人がいるようです。

 まずは、参加者にいっぱい話してもらえるような雰囲気を作ること。
 また、いろいろな意見がでても、それぞれの話の中に、いつも全体から取り込む秩序があるということを、明確に伝えること。
 あとは、こうやって、いろいろな話をすることが大切だと言うことをみんなで確認する。

 と言ったような、準備会の内容だったと思います。まみちゃん合ってますか?

 先日、テレビでハーバード大学のサンデル先生の白熱教室がやっていました。東大生のみなさんが、しっかり意見を述べるのにも感心しましたが、サンデル先生が、指揮者のように、みんなの意見に意味を持たせ、引き出したい方向へ進めて行く姿に感動しました。

 もちろん、サンデル先生のように出来る訳はないのですが、せっかくみんなが話したことが、どういう意味を持つことのなのかを、みんなで確認できるといいなと思いました。

 今日もみんなで話すうちに、子育て中のママたちからどんな話が聞け、どんな対話になるのか、11月2日の当日が楽しみになってきました。            by ハッティ

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